ニコチン依存症とは
喫煙の関連性が指摘されている疾患として、慢性閉塞性廃疾患(COPD)、肺がん、虚血性心疾患などがあります。その予防として禁煙が重要です。ニコチン依存症と診断された場合、保険治療が可能です。(12週間で5回の診断です。)禁煙成功率は約60%程度の成果を得ております。気軽に声をおかけください。
喫煙がニコチン依存症という疾患に認定され、保険診療の適応となりました。保険診療の適応となる条件は、(一日のタバコの本数)×(タバコを吸っている年数)が200以上で、すぐにタバコを止める意志のある方です。
ニコチンパッチとバレニクリンも保険診療で処方できます。2週間毎に通院し、全12週間のプログラムで禁煙します。
禁煙は、それほど難しいことではありません。喫煙は、肺癌をはじめ、あらゆる疾患の危険因子で、家族や周囲の人にも悪影響を及ぼします。「百害あって一利なし」です。
クリアスペース
禁煙治療について
2006年4月から禁煙治療が保険適用されることになりました。これは喫煙を単なる習慣や嗜好と考えるのではなく、ニコチン依存症と言う病気としてとらえ、必要な治療を行うと言う事です。
治療方法は
12週間をかけてじっくり禁煙を達成していきます。
受診時期 | 治療内容 |
治療前の問診・診療 | 禁煙治療のための条件の確認 |
初回診療 |
|
再診1(2週間後) | |
再診2(4週間後) | |
再診3(8週間後) | |
再診4(12週間後) |
ニコチンパッチの場合 | バレニクリンの場合 | ||
|
|
||
診 療 所 |
初診料+再診料 ニコチン依存症管理費 院外処方せん料 |
|
|
保 険 薬 局 |
調剤料 禁煙補助薬 |
|
|
合 計 |
|
|
禁煙のための補助薬であるニコチンパッチやバレニクリンが使えます。これらの薬は禁煙後の離脱症状をおさえ、禁煙を助けてくれます。バレニクリンは喫煙による満足感もおさえます。ニコチンパッチを使うと禁煙の成功率が約1.7倍、バレニクリンを使うと約2.3倍高まります。
- ・健康保険が使えます。
- ・ニコチンを皮膚から吸収させる
貼り薬です。 - ・毎日1枚皮膚にはり離脱症状を
抑制します。 - ・禁煙開始日から使用し8週間の
使用期間を目安に貼り薬のサイ
ズが大きいものから小さいもの
に切り替えて使用します。 - ・高用量の剤形は医療用のみで
す。
- ・健康保険が使えます。
- ・ニコチンを含まない飲み薬
です。 - ・禁煙時の離脱症状だけでなく、
喫煙による満足感も抑制しま
す。 - ・禁煙を開始する1週間前から飲
み始め、12週間服用します。
クリアスペース
クリアスペース